バルセロナのガウディ建築のひとつ「グエル公園」にはいつでも入れる無料エリアがあります。一般的な公共公園の感覚です。有料エリアを外周から垣間見ながら散策できるので、予約をしていないからチケットがないからと諦めず、時間があるなら訪問してみる価値はあります。
グエル公園の有料エリア入場には予約が必要です。以前は開場前の早朝なら有料エリアにも入れたのですが、今は入ることが出来無くなっているのでご注意ください。
夕方に現地へ直接行ってみましたが、チケットは売り切れでした。
この記事では無料エリアがどんな感じなのか、有料エリアがどれくらい見えるのかを紹介しています。
グエル公園 parc guell 有料エリアと無料エリアの範囲
緑に包まれた住宅地を作ろうと計画が進んだけれど、購入したのはガウディとグエルだけだったとか。コンセプトが先進的すぎたと言われていただけあって、いまでも魅力的な場所です。
グエル氏が亡くなられた後、公園として市に寄付されました。1984年にユネスコの世界遺産に登録。
入り口付近に無料エリアと有料エリアの区分け表示があります(上記写真)。黄色い部分の有料エリアを囲むように無料エリアがあります。
無料エリア入口は3ヶ所ある
地図によると無料エリアへの出入口は3ヶ所あります。利用しやすいのは有料エリアのメイン入口の両サイド。
メイン入口の右側の出入口の方が近いので、私たちは右側の出入口から入って、有料エリアの周りをぐるっと歩いて左側の出入口から出てきました。
無料エリア内もガウディ建築を感じる
ゲートをくぐると石敷きの通路が続きます。手すりデザインからもガウディ建築の雰囲気が感じられます。
坂を上って行くと、グエル公園の観光案内写真でもよく見る石造り景色に出逢います。
この石造りの洞窟のような部分は無料エリア内にありました。このアーチの上は通路になっています。
無料エリアにあるガウディ建築「カサ・ガウディ」
「カサ・ガウディ」はモデルハウスとして建てられた住宅。のちにガウディ自身が購入し住んでいたそうです。「カサ・ガウディ」の内部見学は有料です。外観だけならグエル公園無料エリアから見ることができます。
無料エリアから有料エリアはどれくらい見えるか
この写真は無料エリアから有料エリアを撮影したものです。入ることはできないですが外から広場全体を望むことは出来ます。このテラスの階下から見上げる天井が、見どころのひとつでもあるのですが、そこは見えません。
有料エリアの広場と無料エリアの境界部分にある出入口のひとつは、写真の白いパラソルのところです。無料エリアから階段で有料エリアに降りていくようになっています。扉で仕切られている訳ではないのですが、有料エリアのオープンしている時間帯はチケットチェックするスタッフがいます。
有料エリアを眺めつつ、周囲をぐるりと回り散策していると出入口に到着。有料エリアメイン入口の左側にある出入口です。
階段を下ってグエル公園を囲う塀沿いに歩くと、メイン入口の大きな正面門扉のあるところにたどり着きます。ぐるっと一周してきた事になります。
門の隙間から中を見ると、そんなに混雑していないので有名なトカゲの噴水との写真も撮りやすそうです。中に入らないと撮れませんが。
まとめ
近くには寄れないけど、なんとなく全体像は見えます。中に入れなくても、グエル公園に行った気にはなれるかなという感じ。逆に有料エリアに入った人は無料エリアの存在に気づかないかも。
チケットがなくても無料エリアだけでそれなりに楽しめましたが、せっかく行くならしっかり見学したいですよね!
グエル公園以外のガウディ建築訪問記もみてみる >>>スペインのガウディ建築 サグラダ・ファミリア/カサ・ミラ/カサ・バトリョ/カサ・ビセンス
2019年7月 滞在