バルセロナ市街地観光の上位候補といえるユネスコ世界遺産のガウディ建築「カサ・バトリョ 」の内部を写真とともに紹介。見学を迷っている人も魅力的な空間に、きっと足を運びたくなるはず!
「カサ・バトリョ」は海にインスピレーションを得たガウディの改装プロジェクト。オーナーは建て替えを希望していたが、ガウディが改装を提案したのだとか。元の建物の設計を手がけたのはガウディの学生時代の師匠、エミリオサラコルテス。
カサ・バトリョ Casa Batlló 見学時間と所要時間・行き方
【開館時間】
午前9:00 〜 午後10:00
最終入場 午後8:45
訪問時には公式サイトで再確認してください。日本語イヤホンガイドあります。
私たちの入場予約時間は10:00
滞在所要時間は1時間程度でした。
【最寄り駅】
地下鉄 Passeig de Gracia 駅(L2・L3・L4)地上に出てすぐカタルーニャ通り沿い。
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建物前には入場を待つ人の列ができているので、すぐに気づけます。列ができていても予約制なので長時間待たされることはありません。
観光客にとっては、時間が読めるって本当に有り難いですね。
チケットは予約しておくことをお勧めします。予約方法はカサ・バトリョチケット事前ネット購入 手順全項目解説で公式(英語)サイト・日本語サイトの購入方法を解説しています。
お手軽に購入するなら下記「Get Your Guide」の日本語サイトが便利です。
サグラダファミリアからカサバトリョへの行き方
サグラダファミリアから徒歩20分程でカサバトリョに着きます。カサバトリョとカサミラは徒歩7分なので合わせて見学すると効率良いですよ。
カサ・バトリョの外観はキラキラ美しく一際目を引く
ガラス工場から出た不良品の色ガラス破片と特注の円形タイルで装飾された波打った外壁。海の水面が揺らめき煌めく様子をイメージして美しい。内部見学が出来なかった頃でも外観を見る為だけに、たくさんの観光客が足を運んでいました。
「カサ・バトリョ」の建つ通りでは建築当時、オーナー達が競い合って著名な建築家に設計を依頼していたので、お隣のカサ・アマトリェールもミュージアムとして公開されています。
カサ・バトリョの内部は進むごとに印象を変える
1階のエントランスから上階へ階段で登っていきます。光が届かず色の少ない深海から次第に上空からの光が届き、ブルーに輝く海面へ向かうイメージを持ちながら見学すると面白いです。見どころにも気づきやすくなるはず。
ブルーのタイルが上に行くほど濃いブルーになっていきます。水面上部に近づくほど光が入り彩度が増していく海中のよう。
明かりと風通しのために設けられているパティオ。そこに面した窓は、天窓に近い上部から下階に行くほど大きくなっています。下にいくほど、より多くの光と風を取り入れられるようにと考えられています。
パティオ沿いの落下防止のガラスの柵は、揺らめく水中のよう。
細部も手を抜くことなく。どこもかしこも考え尽くされているのです。
どうやって施工したのかイメージできないくらい美しい曲線。注目すべき部分が多すぎて、とても全ては紹介しきれません。
ガウディのイメージを形にした錬鉄、木、ステンドグラス、セラミックタイル、石を扱う、素晴らしい職人さん達の技術を感じます。
カサ・バトリョの中庭・屋上テラスは内部と違う印象
ダイニングルームから続く中庭。床面はすべてタイルでデザインされています。壁面にはカラフルなタイル装飾も。
屋上はガウディらしい換気塔があります。暗くなってからはライトアップされるので、電球がたくさん吊るされていました。昼間の景観としては、ちょっと邪魔ですね。残念。
道路側壁面の装飾も間近に見ることが出来ます。
バルセロナで訪問したガウディ建築の中では混雑している方でした。「カサ・バトリョ」 が特に人気だからというわけではなく建築自体が小さく、その割に受け入れ人数が多いからだと思います。
もう少し見学人数減らしてくれたら嬉しいのにな。
「カサバトリョ」以外のガウディ建築訪問記はコチラ>>>スペインのガウディ建築 サグラダ・ファミリア/カサ・ミラ/カサ・ビセンス/グエル公園
2019年7月 滞在