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フィレンツェ発トスカーナ日帰りツアー体験記|サンジミニャーノ・シエナ・ワイナリーランチを1日で【予約方法も】

フィレンツェ発トスカーナ日帰りツアー体験記のアイキャッチ 【 海外の旅 】

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フィレンツェを拠点にトスカーナの小さな街をいくつか見てみたい。でも電車やバスを乗り継いで自力で回るのは大変そう……。

そんな私たち夫婦が選んだのが、フィレンツェ発の日帰りバスツアー。サンジミニャーノ → モンテリッジョーニ → キャンティのワイナリー(ランチ+試飲)→ シエナと、1日で3つの街とワイナリーを回れる欲張りコースです。

結論から言うと、個人手配では絶対に1日で回れない行程を、2人で26,008円で実現できて大満足。ただし「キャンティワインをじっくり楽しみたい」人には注意点もあったので、正直に書いていきます。

参加したツアーの基本情報

項目内容
ツアー名フィレンツェ:サンジミニャーノ、シエナ、キャンティワインの試飲とランチ
予約サイトGetYourGuide(アプリから予約)
料金2人で26,008円(1人あたり約13,000円)※ランチ・ワイン試飲込み
所要時間約11時間(7:45集合 → 19時過ぎ帰着)
ガイド英語(日本語音声ガイドなし)
予約タイミング参加の2〜3日前にスマホから

予約はGetYourGuideのアプリから2〜3日前でOKだった

私たちが予約したのは参加のわずか2〜3日前。フィレンツェに着く前に、移動中にスマホのGetYourGuideアプリからサクッと予約できました。

  • 日本語表示で予約できる
  • 直前でも空きがあった(5月下旬の金曜日)
  • バウチャーはスマホ提示でOK、印刷不要

人気日に確実に参加したいなら早めが安心ですが、「現地に着いてから天気を見て決める」ような使い方もできるのがGYGの良いところです。

当日の流れ(タイムライン)

時刻行程
7:45フィレンツェ Piazzale Montelungo 集合
9:15頃サンジミニャーノ着(自由時間 約90分)
11:40頃モンテリッジョーニ着(約30分)
12:30頃キャンティのワイナリー着(見学・試飲・ランチ)
15:00頃シエナ着(ガイドウォーク+自由時間)
17:30頃シエナ発
19時過ぎフィレンツェ帰着

集合〜出発|2階建てバスは「早めの受付」が正解

集合場所はフィレンツェ中心部から少し外れたPiazzale Montelungo。道向かいに大型バスが何台も並ぶ、いろんなツアーの発着場所になっている広場です。スタッフのジャケットの色が事前に指定されていたので、迷わず受付できました。

フィレンツェ発トスカーナ日帰りツアーの集合場所ピアッツァレモンテルンゴの受付風景
受付はジャケットの色で探せばOK。同じ広場から複数のツアーが出発します

やってきたのは、まさかの2階建て大型バス!

トスカーナ日帰りツアーの2階建て大型バス
この日のバスは2階建て。トスカーナの街道を走ります

ここで大事なポイント。座席は受付が終わった人から自由に座る方式で、みんな眺めのいい2階席から埋めていきます。途中の席替えはなし。つまり——

早めに集合 → 早めに受付 → 2階席を確保。これがこのツアー最初の攻略ポイントです。

2階建てツアーバスの2階席の車内
2階席はこの開放感。ガラス越しに空も見えます
ツアーバス2階席のガラスルーフから見上げた空
頭上まで光が入る2階席。1階とは景色がまったく違います

バスが郊外に出ると、車窓はさっそくキャンティの葡萄畑。これを眺めているだけでも来た甲斐があります。

バスの車窓から見えるキャンティ地方の葡萄畑
車窓いっぱいに広がる葡萄畑。2階席ならこの景色を高い目線で楽しめます

サンジミニャーノ|塔の街を朝イチで歩く至福(滞在約90分)

最初の街は「美しき塔の街」サンジミニャーノ。ここでは完全な自由時間です。

サンジミニャーノの城門
城門をくぐると一気に中世の世界へ
サンジミニャーノのメインストリートと塔
メインストリートの先に塔がそびえる、絵になる街並み

中世の街並みがそのまま残っていて、どこを切り取っても素敵。朝イチの時間帯は団体客もまだ少なめで、中心部を少し離れると人通りがぐっと減り、写真も撮りやすかったです。

サンジミニャーノのチステルナ広場と井戸
街の中心チステルナ広場。井戸を囲むレンガの広場です
サンジミニャーノのドゥオーモ広場と塔
ドゥオーモ広場。かつて72本あった塔のうち14本が現存しています

おすすめは城塞跡(Rocca di Montestaffoli)まで登ること。塔と旧市街、その向こうに広がるトスカーナの丘が一望できます。

サンジミニャーノの城塞跡から見た塔と街並み
城塞跡からの眺め。ここまで来る人は少なめの穴場です
サンジミニャーノから望むトスカーナの丘陵地帯
街の外周からはトスカーナらしい丘陵風景が広がります

ひと歩きしたら、広場のカフェで休憩。カプチーノとチョコラータで一息つきました。

サンジミニャーノのカフェのテラス席
石畳のテラス席でカプチーノとチョコラータを。イタリアのチョコラータは濃厚です

そして隣のジェラテリアでジェラートも。濃厚で美味! 短い滞在でも、街歩き+カフェ+ジェラートまで楽しめる時間配分でした。

サンジミニャーノのジェラート
食べ歩きジェラートは旅の必須科目。濃厚でした

モンテリッジョーニ|30分で回れる城壁の小さな街

次は丘の上の小さな城塞都市モンテリッジョーニ。滞在は30分ほどですが、この街は本当に小さいので意外と十分です。

モンテリッジョーニの城門と城壁
城壁がぐるりと街を囲む、丘の上の小さな城塞都市
モンテリッジョーニの広場と街並み
広場と数本の通りだけの、おとぎ話のような街

蔓性植物を上手に生かしたお店のエントランスが可愛くて、ついカメラを向けてしまいます。丘の上から見渡す景色も気持ちよかった。

モンテリッジョーニの蔓性植物に覆われた店先
緑を絡ませたエントランスがあちこちに。写真映えする街です

城壁の上を歩ける遊歩道(有料)もありますが、私たちは時間の関係でパス。30分だと「城壁に登るか、街を歩くか」の二択になると思います。

キャンティのワイナリーで見学・試飲・ランチ

お待ちかねのワイナリーへ。訪れたのは、モンテリッジョーニ近くの家族経営ワイナリー「Il Ciliegio(イル・チリエージョ)」です。

まずはワイナリーの説明を聞きながら見学。樽の眠るセラーは雰囲気たっぷりです。

キャンティのワイナリーIl Ciliegioの樽セラー見学
樽が並ぶセラーでワイナリーの歴史を聞きます(英語)

そのままウエルカムドリンク。スパークリングを白とロゼから選べました

ワイナリーでのウエルカムスパークリングワインで乾杯
まずはスパークリングで乾杯。ここから昼食会場へ移動します

ランチは長テーブルをツアー参加者みんなで囲むカジュアルなスタイル。前菜の盛り合わせ(サラミ・ハム・チーズ・クロスティーニ)に赤ワイン、続いてペンネに赤ワイン、という構成でした。

ワイナリーランチの長テーブル
長テーブルをみんなで囲むカジュアルなスタイル。前菜はサラミとハムとチーズの盛り合わせでした
ワイナリーランチのペンネ
メインはシンプルなペンネ。赤ワインと一緒にいただきます

正直な感想を言うと、料理の味は「普通」。スタッフさんが熱心にワインの説明をしてくれて、周辺の環境もとても気持ちいい場所でしたが、「キャンティワインを堪能した!」という満足感までは正直届きませんでした。

Il Ciliegioのワイン価格表
ワインは直売もあり。キャンティ・クラシコやヴィン・サントも購入できます

ここは声を大にして言いたいのですが、ワインが主目的なら「街巡り+ワイナリー」の欲張りツアーではなく、ワイナリー特化ツアーを選ぶべきです。1日に複数のワイナリーを回って、じっくり試飲するタイプのツアーが別にあります。

私たちは「街も見たい、ワインも試したい」の欲張り派だったのでこのツアーで正解でしたが、目的をどちらかに絞ると満足度はもっと上がると思います。

シエナ|ドゥオーモの豪華さとファッチャトーネの絶景に圧倒される

最後は本日のメイン、古都シエナ。到着後はガイドさんの先導で旧市街へ入っていきます(英語ガイド)。

シエナ旧市街をガイドと歩くツアー参加者
ガイドの旗を目印に旧市街へ。石畳の路地が続きます

カンポ広場はみんなの「リビング」

世界一美しい広場とも言われるカンポ広場。扇形に傾斜したレンガ敷きの広場では、みんな思い思いに座ってくつろいでいます。私たちもレンガの地面に座ってのんびり。この時間が最高でした。

シエナのカンポ広場とプッブリコ宮殿
カンポ広場とプッブリコ宮殿。マンジャの塔がそびえます
カンポ広場でくつろぐ人々
地面に座ってくつろぐのがカンポ広場の正しい過ごし方

※マンジャの塔に登ろうとしましたが、この日は登れませんでした。登りたい人は営業状況を事前にチェックしておくのがおすすめです。

シエナのドゥオーモは「別料金でも入る価値あり」

シエナのドゥオーモ(大聖堂)はツアー代金に含まれておらず別料金ですが、ここは絶対に入るべき。チケットは大聖堂単体で€8、ファッチャトーネ展望台や大聖堂美術館まで回れる共通券「OPA Si Pass」が約€15です(私たちは自由時間に現地の窓口で購入しました)。

ちなみにツアー予約時のオプションで「大聖堂+ピッコロミニ図書館の優先入場&専門ガイドツアー」を追加購入することもできます。私たちは英語ガイドだったので付けませんでしたが、5月下旬の平日は優先入場でなくても待ち時間ゼロで入れました。ハイシーズンに行くなら検討の価値があるかもしれません。

シエナ大聖堂の外観と縞模様の鐘楼
縞模様の鐘楼とクーポラが目印。外観だけでも圧巻です

内部は白と黒の縞模様の柱が個性的で、天井も床も装飾だらけ。とにかく豪華で圧倒されます

シエナ大聖堂内部の縞模様の柱
シマシマの柱が林立する内部。フィレンツェのドゥオーモとは全く違う世界観
シエナ大聖堂のクーポラ内部
見上げればこの天井。首が痛くなるまで見てしまいます
シエナ大聖堂のピッコロミニ図書館のフレスコ画
併設のピッコロミニ図書館。壁一面のフレスコ画は必見

ファッチャトーネ展望台|20分待ちでも登るべき絶景

ドゥオーモのチケットで登れるファッチャトーネ展望台(未完の大聖堂の壁の上!)にも挑戦。人数制限のある入替制で、20分ほど並びました

通路は1人分の幅しかない場所もあって、すれ違いは譲り合い。風も強いので、スカートより動きやすい服装が安心です。

ファッチャトーネ展望台の狭い通路
1人しか通れない幅の通路も。譲り合いながら進みます

でも、上からの景色はこの通り。シエナの赤い屋根とマンジャの塔、その先のトスカーナの丘まで一望。並んででも登る価値ありです。

ファッチャトーネ展望台から見たシエナの街並みとマンジャの塔
展望台からの絶景。20分待った疲れが吹き飛びます

19時過ぎ、フィレンツェ帰着

シエナを17時半頃に出発し、フィレンツェに着いたのは19時過ぎ。ほぼ12時間の長い1日でしたが、中身が濃すぎてあっという間でした。

夕方のフィレンツェのアルノ川
帰着後、夕暮れのアルノ川。1日よく歩きました

正直レビュー|良かった点・気になった点

良かった点

  • 1日で3つの街+ワイナリーという、個人では不可能な行程を実現できる
  • 2階建てバスの2階席からの車窓が最高(早め受付が鍵!)
  • サンジミニャーノもシエナも自由時間があり、団体行動に縛られすぎない
  • スマホだけで直前予約できる手軽さ

気になった点

  • ワイナリーランチの料理は正直「普通」。ワイン目的なら特化ツアーへ
  • ガイドは英語のみ(ただし説明が分からなくても行程的には困りません)
  • シエナのドゥオーモが別料金なのは事前に知っておきたかった(予約時にオプションで優先入場+ガイドツアーを追加購入することもできます)

個人で回る場合と比べてどう?

シエナへはフィレンツェからバスで行けますが、サンジミニャーノは乗り継ぎが必要、モンテリッジョーニやワイナリーに至っては公共交通ではほぼ無理。この4か所を電車・バスで1日で回るのは不可能です。

個人なら数日かけて回る距離=その分の宿泊費もかかると考えると、1人約13,000円(ランチ・ワイン込み)はむしろ割安。「トスカーナの街をいくつも見たいけど日数がない」人にこそバスツアーの価値があります。

こんな人におすすめ

  • フィレンツェ滞在中に1日だけトスカーナの田舎町を巡りたい人
  • レンタカーを運転したくない人・公共交通の乗り継ぎが不安な人
  • 街歩きもワインも「広く浅く」欲張りたい人

逆に、ワインをじっくり楽しみたい人はワイナリー特化ツアーシエナだけを深く見たい人は個人でバス移動が向いています。

よくある質問(FAQ)

Q. 英語ガイドだけで大丈夫?

A. 大丈夫でした。行程管理(集合時間・場所の指示)さえ聞き取れれば、各街では自由時間が中心です。集合時間はスマホにメモしておくと安心。

Q. 服装や持ち物の注意は?

A. ツアー詳細にも記載がありますが歩きやすい靴は必須。石畳と坂道をたくさん歩きます。ファッチャトーネ展望台は風が強いので羽織ものがあると安心です。

Q. 現金は必要?

A. ほぼ不要でした。カフェもジェラートもお土産もカードでOK。トイレも観光地なので不自由しませんでした。

Q. 予約はいつまでにすればいい?

A. 私たちは2〜3日前にGetYourGuideアプリから予約できました。ハイシーズンの週末は早めが安心です。

Q. シエナのドゥオーモには入れる?

A. 入れますが別料金です(大聖堂単体€8、展望台・美術館込みの共通券OPA Si Passで約€15)。自由時間に各自で窓口購入でOK。ツアー予約時に優先入場+ガイド付きのオプションもありますが、5月下旬の平日は優先入場なしでも待たずに入れました。豪華な内部とファッチャトーネ展望台は、別料金でも入る価値ありです。

まとめ|「欲張り派」には最高の1日

サンジミニャーノの塔、モンテリッジョーニの城壁、キャンティの葡萄畑、シエナのドゥオーモ。トスカーナの「いいとこ取り」を1日でできるのがこのツアーの最大の価値です。

ワイナリーランチには少し辛口なことも書きましたが、それでも「街もワインも両方体験したかった」私たちには大正解の1日でした。

フィレンツェから1日で行けるトスカーナ、ぜひ体験してみてください。

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