南紀で一番の観光スポット「白浜」の海沿いに建つ「ホテル川久」。夏に1泊2日で滞在してきました。チェックインからチェックアウトまで、ホテルの中だけで十分楽しい時間が過ごせた、充実の滞在記です。
白浜に建物全部がアートと言われているホテルがあるんだって
一度は泊まってみたいと思ってたホテルだよ!
・南紀白浜でラグジュアリーな休日を過ごしたい
・知的好奇心を満たしてくれるホテルに泊まってみたい
・温泉はモダンでおしゃれに楽しみたい
「ホテル川久」は全室オーシャンビュー&スイートの宮殿ホテル。バブル時代に世界中から建築家、クリエイターを呼び寄せ、歴史に残る建造物にとの思いで建てられたホテルです。
最も優れた建築に授与される「第6回村野藤吾賞」を受賞していて、館内のオブジェやインテリア、目にするもの全てがアートで美術館ホテルとも呼ばれています。
ホテル川久とは?
白浜で異彩をはなつ外観。ここはヨーロッパの古城かと思えてしまう。それは遠くからの姿だけでなく館内で過ごす時に、そこかしこから感じる感覚でした。
ホテルの概要と歴史
外壁のレンガや屋根にかかる瑠璃瓦、空を飛ぶうさぎの像などなど、様々な素材やアートが特注もの。現在では絶対に作れない贅沢すぎる建築物です。
日本がガンガン成長していたバブルの時代だったから、叶えることができた夢の建築です。
開業当時は会員制施設で限られた人しか泊まれなかったのですが、オーナーが代わり今では決して高額ではない価格で宿泊できる!
全室オーシャンビュー&スイートの宮殿ホテルです。
立地とアクセス方法
【JR 白浜駅からのアクセス】
車で10分。無料の送迎バスがあります。(予約不要・先着順)
JR白浜駅→ホテル川久 13:55, 14:50, 15:55, 16:55, 17:50発
ホテル川久→JR白浜駅 9:55, 10:45発
【南紀白浜空港からのアクセス】
車で10分。タクシーかレンタカー利用になります。
「南紀白浜空港」へは、羽田空港から1日に3便 JALが運行しています。所要時間は約60分。
アートを感じる豪華なインテリアと建築
ホテル川久に向かう直線道路を進み、低く抑えられたゲートをくぐると、大きな瓦屋根の広い間口のエントランスが迎えてくれます。
大きく張り出した軒下に車を停めて荷物を下ろし中へ。運転手だけ駐車スペースへ。
足元のレンガ、軒裏の漆喰、立派な柱の石張り、凹凸の大きいボーダータイル。。。本物に囲まれて、ここから既に特別感があります。
館内のデザインと特徴
ホテル川久の中に入るとドドーんとホールが広がります。床は大理石モザイクで天井は金箔貼り、圧倒されます!
ラウンジ
長いロビーを進むと明るいラウンジが。チェックイン後は、ここでウェルカムドリンクをいただけます。
高い吹き抜けまで続く大きなガラス窓沿いの席で、山並みと白浜の海を眺めながら日常から解き離れていく時間。
宴会場
宴会場と聞いてイメージする空間とは、なんの共通点も無いアート空間。
こちらは和室ではあるのですが、すごい照明です。
これらの部屋以外にもアートはそこかしこにあって、それらを案内してくれる「ギャラリーツアー」が開催されています。
【ギャラリーツアー】
時間 : 16:00〜 1時間程度
費用 : 宿泊者は無料
建築時のエピソードや建築と素材の見どころ。宴会場などの説明だけでなく、館内に展示されているアート作品も案内してくれます。
ミュージアムエリア
飾られた絵画には「シャガール」「ダリ」「横山大観」など、超一流作家のものが並んでいました。
ホテル川久の開業当時からのスタッフユニフォームや取材された雑誌なども展示されています。ユニフォームは万博コンパニオンのものかと思うほどの個性。
ワインセラーの見学ツアー
ホテル川久には、素晴らしく価値の高いワインがたくさん保存されています。ワイン好きならワインセラーの見学は見逃せないのでは無いでしょうか。
【ワインセラー見学】要予約
参加料金 : 4,000円(税込)
人数 : 先着2名〜8名
時間 : 16:30〜17:00 所要時間 約30分
特典 : ワインセラーブックへの特別記帳・ソムリエ厳選ワイン贈呈
価値のわかる人だけを案内したいという思いが伝わる料金設定ですね。
お部屋 カワキュウ スイート(洋室)
お部屋は全室スイート。一番小さな部屋「サザンスイート」でも60m2〜70m2あり十分広い。
今回は「カワキュウスイート(洋室)」70m2〜90m2に宿泊しました。ホテルの名を冠したホテルを代表するスイート。
部屋の入り口は、ひと部屋ずつ離れていて廊下から奥まっていて重厚感あります。重い扉を開けて中に入ると長い廊下が。
リビング 景色は最高!
その先に見えてくるのが、窓いっぱいに広がる白浜の海! 湾になっているので、とても穏やかな海です。
景色を眺めながら、くつろげるソファーは大きくてゴロゴロもできる^^。
時間で変わる素晴らしい景色
チェックイン後すぐ。15時半くらい。
日没前。
朝。
チェックアウト前。11時前くらい。
寝室 広々ベッド!
ベッドは120cm×210cmあって広くて快適で大満足! 部屋着は浴衣です。
寝室からもリビング越しに海が見えます。
寝室にはクローゼットがたくさん。長期滞在を想定して作られている部屋なので、収納はたっぷり。廊下の壁も全てクローゼットでした。
浴室 ユーティリティ
洗面台とは別に、ゆっくりメイクができるスペースが良かったです。
広い浴室がありますが、素敵な温泉があるので使いませんでした。
トイレはセパレートで離れた場所にあります。大きな洗面台付きの広いトイレでした。
アメニティなど
アメニティに特別感は無かったです。最低限用意されている感じ。
ドクターシーラボの基礎化粧品が2セット。
旅館のようにお菓子が、白浜名物の「かげろう」。あとペットボトルの水500mlが2本。
王様のビュッフェ|ホテル川久の美食
食事は「王様のビュッフェ」
夕食の時間は17時半スタートか19時スタートから選びます。どちらの時間にスタートしても最終の21時まで滞在できます。
何人ものシェフが立ち、出来立ての料理を提供してくれます。
料理が並ぶ場所は2ヶ所。どこに何があるのか、なかなか把握できないほど種類も多いです。
夕食 ワインと共に
お造り、お寿司、茶碗蒸し、天ぷら、チキンソテー、ステーキ・・・和食も洋食も充実しています。
後半では、デザートのデモンストレーションが。長蛇の列になったので後回しにしていたら食べ損ねました(泣
逃しても、デザートはたくさんの種類があるので大丈夫。取りすぎのように見えますが、二人分です。
ドリンク類
ソフトドリンクはフリーで食事についています。アルコールは別途注文になります。
ワイン自慢のホテル川久なので「ワインビュッフェ」をいただきました。スパークリングが3種類・白が8種類・赤が5種類。地域はドイツ、チリ、イタリア、スペイン、など。種類が多くて全種類制覇は諦めました。
【ドリンク価格】(メニューの一部です)
・グラスビール ¥990 ・瓶ビール ¥1,100 ・グラス焼酎 ¥880
・クラスワイン ¥1,100 ・ワインビュッフェ ¥3,800
朝食
ビュッフェ朝食だと洋食系を選ぶことが多いのですが、和食系がとても魅力的で和洋まぜまぜの朝食になってしまいました。
フルーツやデザートも満足。統一感のないセレクト(笑
温泉サロン ロイヤルスパ
温泉は2ヶ所あり夜と朝で男女が入れ替わるので、両方の温泉を体験できます。
白浜は古くからある温泉地なので和の雰囲気の温泉が多いのですが、素晴らしくモダンで素敵な温泉!暖炉やくつろぎリビング・・・とてもラグジュアリーな空間で初めての感覚でした!ぜひ体験してください!
コチラは和の雰囲気。森に面した露天風呂が居心地良くて湯温もいい感じで、いつまでも入っていられそうでした。
ロビーと部屋を移動する時と温泉に行くときは別のエレベーターを使います。温泉に行くときだけ浴衣で移動できます。
リラクゼーション施設
ホテルの中だけでも充実した時間を過ごせるようにプールやエステもあります。
プール
サウナとジャグジーも併設されている屋内プール。8月1日〜8月31日の間以外は、宿泊者以外も利用可能のようです。
利用時間 : 9:00〜22:00
宿泊費以外に別途料金必要
エステ
王宮SPAサロン 寛雅‐KANGA‐ エステサロンです。
オールハンド施術、和歌山紀州アロマを使用したオイルメニュー、着衣のまま利用できるメニューも。
【ボディケア】
30分:¥5,400 60分:¥10,800 90分:¥16,200
【KANGA贅沢アロマトリートメント】
40分:¥12,000 60分:18,000 90分:¥27,000
その他メニュー多数あります。
宿泊して感じたホテル川久の魅力
開業から30年ほど経過しているので経年変化を感じます。でも本物の素材を使って作られているので古びてくたびれた感じはありません。
窓の外に見える壁に植物が生えていましたが、それも本物の煉瓦が使われているから生まれる景色。これも古城のようで悪く無いです。
どこを見ても細部までこだわりが見えて、こんな写真ばっかり撮ってました(笑
まとめ|和歌山での特別な宿泊体験を楽しむならホテル川久
高級ホテルは今も新しく建ち続けていますが、ここまで本物を使って建てられているホテルは少ないと思います。
是非、本物に包まれる感覚を体験してください!
2024年9月宿泊
プラベート温泉付きを選ぶならココ
白浜でプラベート温泉付きの部屋がいいなら「ブランシェット南紀白浜」もオススメです!詳しくは宿泊記から→「南紀白浜プラベートヴィラ 温泉テラスが最高&地産食材に舌鼓」
\手軽にツアーで白浜を楽しむなら!/