海外旅行に出かける際、最も悩ましいのが「通信手段」。現地でSIMカードを購入するか、モバイルWi-Fiをレンタルするか、それともeSIMを利用するか?
今回は便利で手軽なeSIMを選択しました。利用してみた感想と手続き方法を解説します。
はじめに – 海外旅行での通信手段選び
今回は、メールで完結、機械やカードの受け取り不要と便利で手軽なeSIMを選択し、そのブランドとして「holafly」を使用したので、その体験をシェアします。
eSIMのメリット
eSIMを使えば、物理的なSIMカードを取り替える必要がなく、スマホの設定から直接インターネットに接続できる便利さがあります。また、現地での通信費用もリーズナブルです。
eSIMの比較・TORA eSIMの場合
5日間の契約の場合
容量設定が0.5GB/日 1GB/日および5GB/5日間、無制限の3プランから柔軟に選ぶ事が出来ます
容量を使い切った後は通信不能となるとの事です
eSIMの比較・JAPAN&GLOBAL eSIM
マレーシアの場合は容量と日数がセットになったプランから選びます
プランには1GB-5日/3GB-7日/5GB-30日/10GB-30日/20GB-30日の中から選びます
5GBが欲しい場合は5GB-30日を選択します
容量が少なくても良いが、日数が欲しい場合は一番リーズナブルになるかと思われます
なお容量超過後は通信遮断とならず速度数値記載はありませんが低速通信が可能との事です
eSIMの比較・旅ともモバイル
マレーシアのみ1国のプランがなかったので、マレーシア/タイ/シンガポールの周遊プランとの比較となります
使用する日程を1日~30日、そして1日あたりの通信容量を1GB/日か2GB/日より選択するという方式になっています
こちらは容量超過後は384Kbpsの低速通信は可能との記載あり
eSIMの比較・TRAVeSIM
こちらは、プランがシンプルになっていて
アジア30か国・8日間・6GBのASIAプラン
世界140か国・15日間・6GBのGLOBALプラン
この2つだけとなっています、こちらも容量超過後も速度数値記載はありませんが低速通信が可能との事です
eSIMの比較・Saily
こちらは、最小容量の1GB/7日間以外は、日数は30日あたりの容量を5GB/10GB/20GBから選ぶタイプとなります
容量超過後は通信遮断となる模様ですが、Sailyの自社サイトにはアクセス可能で容量の追加購入が出来るとの記載があります
選び方のヒント
今回、私達は容量を気にしたくなかったので下記に紹介するHoaflyを選択しましたが
テザリング制限などが厳しいなどビジネスなど重要な用途の場合は、容量確定でテザリング制限がなく大容量プランのある JAPAN&GLOBAL eSIM や Saily
またマレーシア以外に複数の国を移動する予定がある場合は、TRAVeSIM や 旅ともモバイル もお勧めとなります
holaflyとは?
hoaflyは、海外でデータ通信が可能なeSIMサービスを提供するプロバイダーです。
設定が簡単で、到着後すぐに使用できるのが特徴です。
hoaflyの料金プランと特徴
料金プラン
5日間の容量無制限プランにて料金は2300円(2024年11月現在)
これは容量無制限のプランとしては安い部類に入るかと思います
実際、1日あたり約1GB以上のデータ使用出来ている実績を考えると十分にリーズナブルでした。
帯域制限が掛かる事が本当にないのか検証できていないので、用途に応じて容量保障がある他の業者にするか判断する必要があります。
データ通信量と速度
実際の使用は通常の観光で動画は外で見ない、検索や地図やWeb情報収集は制限なく実施という運用にて、多い時で1.5GB/日、総5日間に約4.5GBのデータを使用しました(4日目のスクリーンショットなので、4.5GBに少し足りませんが)
通信速度も、旅行中いろいろな場所で速度データと取ってみましたが、概ね30MBPS辺りの速度が出て郊外や街中での利用では快適で、旅行中の全行程において特に速度制限も掛かりませんでした
hoafly eSIMの設定方法
購入から設定までの流れ
1.holaflyのウェブサイトでプランを選択
サイトから簡単に申し込み。決済後にQRコードがメールで届きます。
2.QRコードをスマホでスキャン
受け取ったQRコードをスマホでスキャンし、インストール。
通信が開始されるまで
eSIMの設定はネットワーク環境が必要となりますので、出国前に日本国内にて完了させておくことをお勧めします
eSIM設定が終われば、現地マレーシアに到着してすぐにインターネット接続できるので便利です。
私の場合では、飛行機が駐機場に到着して電波機器OKが出た時にアクティベート(有効化)を実施
機外に出るまでに、マレーシア現地の電波を掴んでネット使用が可能となっておりました
実際に使った感想
設定は非常に簡単で、特に難しい作業はありませんでした。
hoaflyの場合は特別なAPN設定は不要でしたので、空港に到着後すぐに使える状態になったので、旅行初日から安心してインターネットが使えました。
実際の使用感 – 5日間のデータ通信
データ使用量と内容
1日あたり約1~1.5GBを使用し、地図アプリやSNS、観光地の情報検索などで利用しました。写真のアップロードや動画の視聴も問題なくできました。
通信速度と安定性
街中でもホテル内でも、ほぼ常に安定した通信速度を保っていました。遅延や接続の切断もなく、快適にインターネットが使えた印象です。
データ使用量の確認方法
容量無制限との事ですがiPhone標準設定画面にてデータ使用量はいつでも確認できるので、安心して使用することが出来ました
他の旅行者と比較したhoaflyの評価
他のeSIMサービスとの比較
日本からの使用者向けにちゃんと日本語対応されているholaflyのサービスは、他のeSIMプロバイダーに比べて手軽で、公称では容量無制限なのに価格もリーズナブルだと感じました。
例えば、現地で購入するSIMカードと比べて、事前に購入しておけるため、到着後の手間が省ける点が大きなメリットです。
eSIMのデメリット(holafiyに限らず、少しだけ)
強いて挙げるならば、eSIM対応スマホが必要な点。古いスマホやeSIM非対応の機種では使えないため、事前に対応端末を確認しておく必要があります。
holafly eSIMのおすすめポイント
おすすめポイント
- 設定が簡単で、現地到着後すぐに使える。
- 旅行中にデータ通信が快適で、1日あたり1~1.5GB程度の使用には十分対応できる。
- 料金がリーズナブル 容量無制限 5日間 2300円。
- 旅行者向けのサポートがしっかりしており、安心して利用できる。
次回旅行にもリピート確定!
hoaflyのeSIMは、手軽で安価、安定した通信が魅力なので、今後の海外旅行でもまた利用したいと思いました。
holafly eSIMの懸念ポイント
- 公称では容量無制限との事なのですが「稀に、電波の公平利用のためのポリシーに基づき、すべてのユーザーが最適な通信を行えるように対策を講じる場合があり」とあるため、どの辺りで通信制限が掛かるかユーザーからは判らないところ
- テザリングの容量制限が500MB/日となっている所、テザリングに限らずこの辺りの通信容量で通信速度制限が掛かるかは今回検証したところ問題は無かったです
まとめ
私達は旅行で使用したので今のところ体験出来ている問題点はありませんでした
しかし、出張や業務などテザリングやオンラインミーティングなど通信の品質が重要な方は下記のような通信容量保障・テザリング制限なしのブランドの方が安心だと思いました
参考リンク・おすすめ記事
holafly公式サイト
料金プランや申し込み方法について詳しく記載されています。