リガ旧市街から市バスで約40分。松林と湖に囲まれた広い敷地に、ラトビア各地から移築された昔の家が点在しているのがラトビア民族野外博物館です。
昔の家がそのまま移築されていて、当時の暮らしを感じられると聞いて楽しみにしていました。行ってみると、この日は夏至祭(リーゴ)の特別プログラムの日。家々でパンを焼いたり、チーズを作ったり、民族衣装の合唱があったりと、イベントも人出もにぎやかでした。
この記事では、リガ中心部からの行き方(バス停・乗車券)、入場料、回り方の目安を、実際に過ごした1日の流れと一緒にまとめます。

ラトビア民族野外博物館の基本情報
| 項目 | 内容(2026年9月の公式サイト) |
|---|---|
| 場所 | リガ郊外・ユグラ湖のほとり(Brīvdabas iela 21) |
| 行き方 | 31番トロリーバス、または28・29番バスで「Brīvdabas muzejs」下車 |
| 入場料(夏:5/1〜9/30) | 大人€9、シニア€6、学生€4、家族(大人1〜2人+子ども1〜4人)€20 |
| 入場料(冬:11/1〜4/30) | 大人€6 |
| 開館時間 | 5/1〜10/31は毎日10:00〜18:00(最終入場は閉館の30分前)。冬は短くなります |
| 滞在時間の目安 | 私たちは約3時間半。ゆっくり見るなら半日〜1日 |
※2025年6月21日は夏至祭の特別プログラムの日で、入場料は2人で€20でした。
リガ中心部からの行き方:31番トロリーバス
宿のあるバスターミナル近くから31番のトロリーバスで向かいました。
① 乗車券を買う
リガの市バス・トロリーバス・トラムは、90分券(€1.50)が使えます。バス停近くの自動販売機で、現金で2枚買いました。90分の黄色いカード型の乗車券「e-talons」。

| 乗車券 | 料金(リガ市交通局の公式) |
|---|---|
| 90分券 1枚 | €1.50 |
| 90分券 2枚 | €3.00 |
90分券は、乗り換えるたびに車内で登録(タッチ)が必要です。
② バス停「Merķeļa iela」から乗る
乗ったのは、ホテル近くの「Merķeļa iela」のバス停。

バス停の時刻表。31番の路線と停留所の一覧。

③ 乗ったら車内で乗車券を登録
乗ったら、車内の読み取り機に黄色い乗車券をかざして登録。

④ 「Brīvdabas muzejs」で降りる
帰りも同じ31番で戻りました。行きは、9:49ごろに乗車、博物館の入口前に着いたのは10:28。乗っていたのは約40分、待ち時間を含めて約50分。バス停を降りると、並木道の先に入口があります。

入口の近くには、夏至祭のプログラムが掲示されていました(11:00〜22:30)。

松林の中の古民家を歩く
敷地に入ると、背の高い松林の中に丸太造りの家が点在しています。

ラトビアには4つの地域(クルゼメ・ゼムガレ・ヴィゼメ・ラトガレ)があって、博物館の中も地域ごとにエリアが分かれています。どの地方のどんな家かを説明するパネルもありました。


大きな丸太造りの家は、寒い地域らしく窓が少なくて小さいのが印象的でした。中に入ると、家具や道具がそのまま置かれていて、今も誰かが暮らしているような雰囲気です。


機織りの道具が置かれた家も。

家の真ん中にレンガ造りの暖炉がある家もありました。冬の寒さを乗り切るための工夫なのだと思います。

漁師の家が集まったエリアや、井戸のはね釣瓶が残る農家も。


家を囲む柵も、きっと当時と同じ手法で作られているのだと思います。木の枝を編んだ柵がとても素敵でした。

こんな村だったんだろうな、素敵だなと思いながら歩く散策が、本当に気持ちよかったです。
ユグラ湖のほとり
敷地はユグラ湖に面していて、湖のほとりに出ると白鳥がいました。


夏至祭の日の特別プログラム
この日は夏至祭(リーゴ)の特別プログラムで、古い時代を再現するように、それぞれの家でパンを焼いたり、チーズを作ったり、木の彫り物をしたりしていました。試食できるものもあります。
革製の履き物が吊るされた木の台も。販売されていました。

焼いたパンを売っているところもありました。

鍋でチーズを作る実演。民族衣装の女性が、火にかけた鍋でミルクを温めて、布でこしていきます。


茅葺き屋根の大きな家の前で、民族衣装の合唱。花冠をかぶった人たちもたくさんいました。


ほかにも、家の軒先で歌や劇を披露している人たちや、ハーブの蒸留を見せてくれる屋台も。ハンドワークのアイテム販売もいろいろあって、見て回るのが楽しかったです。


夏至祭の特別プログラムは、毎年6月下旬の決まった日だけです。日程は博物館の公式サイトのイベントカレンダーで確認してください。
ほかに見られるもの:木造の教会・風車・陶工の家
敷地には、木造の小さな教会もあります。中には祭壇や旗が飾られていました。


陶器を焼く窯のある、陶工の家も。建物の中に窯があるってビックリ。

松林を抜けると、大きな木造の風車が現れます。

20世紀に入ってからの家もあり、壁紙や家具が一気に明るくなっていて、時代の移り変わりもわかります。

園内で食事とローカルビール
お昼は、園内の食堂でスープとパンケーキ。支払いは2人で€35。


最後は、入口近くの広場で青空の下、ローカルビールと黒パン。のびのびと幸せな時間でした。


行ってみた感想
- 昔の暮らしを、家の中まで見られるのが良かった。窓が小さい丸太の家、家の真ん中の暖炉、そのまま置かれた道具。今も誰かが暮らしているようでした
- 広い自然の中を歩く散策が気持ちいい。松林、草原、湖。家と家の間を歩いているだけで楽しい時間でした
- 夏至祭の日に当たったのは幸運。パン焼き・チーズ作り・合唱・ハンドワークの販売と、見どころが倍増していました
- 敷地はかなり広いので、歩きやすい靴で。私たちは約3時間半いましたが、1日たっぷり使って行って良かったと思います
よくある質問
Q. リガ中心部からどのくらいかかりますか?
A. 私たちは行きも帰りも31番のトロリーバスで、行きはバス停で待つ時間を含めて約50分でした(9:38にバス停→10:28に入口)。
Q. 乗車券はどこで買えますか?
A. 私たちはバス停近くの自動販売機で、90分券(€1.50)を現金で買いました。
Q. どのくらいの時間を見ておけばいいですか?
A. 私たちは約3時間半でした。敷地が広く、家の中まで見て回れるので、半日〜1日あると余裕を持って楽しめます。
Q. 冬でも行けますか?
A. 冬も開いています(11/1〜1/31は10:00〜16:00、2〜3月は月曜休み)。入場料は冬のほうが安く、大人€6です。
まとめ
- ラトビア民族野外博物館は、リガ中心部から31番トロリーバスで約40〜50分
- 乗車券は90分券€1.50。乗ったら車内で登録
- 入場料は夏€9・冬€6(大人)。夏は毎日10:00〜18:00
- 松林と湖のほとりにラトビア各地の古民家が点在し、家の中まで見られる
- 夏至祭の時期は、パン焼き・チーズ作り・合唱などの特別プログラムがある
リガ旧市街の1日の回り方は、リガ旧市街の記事にまとめています。
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