熊野古道を歩いてみたいけど初めてだと情報収集も大変
体力によって歩ける距離も変わるからね
・みんなはどんなルートで歩いてるのかな?
・宿泊はどこがいいの?
・服装・装備・持ち物を知りたい
9月に熊野古道を歩きました。その事前準備をまとめたので参考にてください。
実際に歩いた2泊3日のレポート記事はコチラ「熊野古道中辺路モデルコース9月【初心者が2泊3日で】歩いたルート」
熊野古道中辺路 初心者向け代表的ルート
中辺路ルートには他に熊野本宮大社と熊野那智大社を結ぶルートがあります。海外の来訪者は「滝尻王子」から「熊野本宮大社」を経て「那智大社」まで一気に歩く人もいるそうです。
中辺路全体のルート把握はこちらがわかりやすいです>>>熊野古道中辺路ルート・高低差・コースガイド
滝尻王子までのアクセス
熊野古道中辺路ルートの起点は滝尻王子です。
【滝尻までのアクセス】
・ バス JR紀伊田辺駅・白浜駅発 → 熊野本宮大社行き 滝尻バス停下車 >>>バス時刻表
滝尻王子の駐車場
・ 車で滝尻王子まで行くなら 熊野古道館の駐車場が無料で利用できます。
国道311号線沿いにある熊野古道館から脇道に入り200mほど行くと、右手にある駐車場に数日駐車することができます。
中辺路を走るバス時刻表は重要
熊野古道の命綱はバスです。天候不順や体調不調などで思わぬ予定変更が必要になった時は、バスを利用することになります。山間部で本数も少ないことは覚えておきましょう。
1.紀伊田辺駅&白浜駅→熊野本宮大社 又は、2.熊野本宮大社→紀伊田辺駅&白浜駅
>>>熊野古道に関するバス時刻表
スタンプ押印帳 歩いた記録を残す
熊野古道の各要所にはスタンプ押印所があります。押印帳は「熊野古道中辺路押印帳」と熊野古道とサンティアゴ巡礼の道共通の「共通巡礼手帳」の2種類。
【熊野古道中辺路押印帳 入手先】1冊100円
・中辺路町観光協会
・熊野本宮観光協会
・新宮観光協会
・那智勝浦観光機構
>>>詳しくはコチラから
【共通巡礼手帳 入手先】無料・郵送可
・田辺市役所観光振興課(田辺市)
・田辺市観光センター(田辺市)
・熊野古道館(田辺市中辺路町)
・世界遺産熊野本宮館(田辺市本宮町)
>>>詳しくはコチラから
共通巡礼手帳を入手
共通巡礼手帳を入手。郵送を依頼すると、地図や案内資料も同封されて届きました。
コース検討で考えたこと
私たちは「滝尻王子」から「熊野本宮大社」までを歩くことにしました。
1泊2日コース
2日目の夕方「熊野本宮大社」到着、16:30頃出発の最終バスで帰る
これだと最終バスの時間に間に合うように歩くことができるか?という不安がよぎりました。
2泊3日コース
3日目の昼前「熊野本宮大社」到着、ゆっくり観光12時台か14時台出発のバスで帰る
確実に歩ける2泊3日を選びました。1泊目を野中で2泊目を湯ノ峰温泉で宿泊することに。
コース詳細
最終地点の「熊野本宮大社」到着後は、参拝したり「世界遺産熊野本宮館」を見学したり参道周辺で昼食を楽しんだりしてバス出発までの時間を過ごします。
熊野古道沿いでの宿泊
宿の数はとても少ないので早めの予約をお勧めします。熊野古道を歩く70%以上が海外からの旅行者なので満室になるのが早いです。
途中の宿泊は中辺路エリア、最終目的地の熊野本宮大社周辺は本宮エリアで探します。
>>>熊野古道の宿泊施設情報
【私たちの宿泊した宿】>>>コチラを参考に
・ゲストハウスMUI
・湯ノ峰温泉 民宿 瀧よし
服装と着替え
9月後半は、まだまだ残暑の残る季節。短パンTシャツで歩く人もいるようですが、山の中で植物や虫に触れることもあるので防御したい。
登りは体温が上がりますが、木々の下は日差しが届かず涼しいところも。朝夕と日中の気温差もあるので脱ぎ着のしやすい重ね着が良いかと。また、首元から植物や虫が入らないように首元の詰まったデザインをお勧めします。
・トップス:Tシャツに長袖シャツ重ね着
・ボトムス:軽い素材のパンツ、靴下は厚手
・レインウェア:寒ければ防寒具にもなるのであると安心
・帽子と手袋
・靴:トレッキングシューズ(樹木の根の間や岩の上、水場などあって普通のスニーカーでは不安定)
着替えは必要?
熊野古道沿いの宿は小さいところが多く、コインランドリーを置いているところは少ない。洗濯機は借りても乾燥機が無く朝までに乾かない。
汗をしっかりかくので下着だけでなく長袖シャツの着替えも必要でした。
必要な持ち物
- トレッキングポール 50代には必須だった
- 飴など 簡単にエネルギー補給できるもの
- 水分 1リットル/1日は必要 補給ポイントは少ない
- 熊野古道巡り地図帳 休憩ポイントやスタンプポイントを確認
- 折り畳み傘 レインウェアの着脱は面倒。ちょっとした雨なら傘が便利
- タオル
- 絆創膏
- お昼ご飯 途中に店はほとんど無い
お守り的に持参して欲しいもの
- 熊 鈴 紀伊半島はツキノワグマの生息地
COVID‑19以降、歩く人が減り熊を見かけることが増えているそう。リュックに鈴をつけて音を鳴らしながら歩きたい、100均ショップで入手可能。
- 塩 ヒル対策
湿気の多いところや雨の日はヒルに要注意、足元から登り血を吸います。気づかず時間が経つと離れなくなるので、塩をかけて取り除きます。アルミホイルに小さじ1程度を包むとコンパクト。ヒルに噛まれると血が止まらないことがあるので絆創膏も持参を。
事前準備
50代前半の私達は、休日に時々自転車ツーリングを楽しんだりしますが、日常的に運動をする習慣は無し。熊野古道は1日に20km近く歩くので目的地に到着できるか不安も少しありました。
2ヶ月くらい前から毎日4kmのウォーキングをはじめました
おかげで体力不足でリタイアすることは無かったね
ルート・宿・持ち物の準備を整えていよいよ当日。初めての熊野古道トレッキングの体験記も合わせて参考にしてください。
2022年9月訪問