誰もが聞いたことのある地名「津和野」は山陰の小京都と呼ばれています。島根県の山間部、山口県との県境近くにある有名な観光地。
温泉のある町なのに温泉宿が一軒だけなんだね
小さな町だから観光だけで次に移動しちゃうのかな?お宿もよかったよね。
私たちが津和野に到着したのは夕方16時ごろ。1泊し翌日の午前中も津和野散策をして、まとめると3時間程度の観光ボリューム。美術館や記念館へ行けば、もっとゆっくり滞在することもできる観光地です。
この記事では3時間観光・昼食を含めると半日観光くらいを過ごす散策コースご紹介します。
津和野城下町の散策
小さな町の中の中心部だけを店に立ち寄りながら散策するだけなら1時間もかかりません。今回は現地でもらった地図の、電車の線路と川に囲まれた範囲を歩きました。
津和野中心部マップ
津和野の町並み
プラリと歩いた町並みはこんな感じ。格子の美しい木造建築が町を魅力的にしています。
和菓子の三松堂で地元のお菓子を選んだり、数件ある酒造で地酒を試飲しながら選んだりと美味しいのも好きにも楽しめます。散々悩んで古橋酒造さんで「初陣」をお買い上げ。
町の中でも存在感があるのが町役場。大正8年に建てられた有形文化財です。今も現役で町役場の役割を担っています。
ちょっとモダンな木造建築は大正ロマンっぽいものもあったり。これらの古い建築物が町を小京都と呼ばれる雰囲気にしているのかな。
津和野川沿いの散策
のどかで心洗われる、津和野川沿いの散歩道。とっても気持ち良いので絶対に歩いてほしいし、見て欲しい景色です。
川沿いには桜の木が植えられていました。春は桜並木になって、とっても美しいのではないかな。
夕方だったからか歩く人は少なくて、ほーんとに静か。川を流れる水の音と鳥の鳴き声、揺れる樹々のざわめき、耳に入るのはそんな音だけ。
津和野城跡に登る
津和野城跡は町の中心部からは少し離れています。
津和野駅から津和野城リフト乗り場まで1.7キロ。道中の後半は上り坂、歩いて移動すると30分はかかりそうです。
駐車場・駅からの移動
リフト乗り場近くに無料駐車場があるので車で行っても大丈夫。
津和野駅前にはレンタル自転車もあります。坂道を登るので電動自転車をお勧めしますが、距離的には無理なく移動できると思います。
リフトで登るか徒歩で登るか
津和野城跡までは徒歩で登るルートとリフト移動ルートのどちらかを選びます。
リフトの往復チケットには、お得な割引があります。私たちは帰りは下り坂なので徒歩を選択し、片道リフト券を購入しました。
【リフト運行時間】
午前9時00分から午後4時30分
【運休期間】
令和4年12月10日(土),11日(日)、12月31日(土)
毎年12月1日から翌年2月末までの間の平日(土・日・祝日、1月1・2・3日は除く)
【料 金】
大 人 片道400円 往復700円
小学生以下 片道300円 往復500円
※リフト運行情報はこちらで確認できます。
【所要時間】
乗車時間 5分程度
津和野城本丸まではちょっとしたハイキング
リフトを降りて5分くらい歩くと「津和野城出丸跡」に到着。さらに15分ほど歩いて「津和野城本丸跡」に着きます。
なかなかの山道で部分的に仮設の歩道もあります。ちょっとした山登り気分で行ってください。
「津和野城本丸跡」からは、津和野の町が一望できます。城主は、こうやって平民を見下ろすのですね。
お城は360度全体を見渡せるようになっています。城跡のある山を挟んで反対側の長閑な町もよく見えました。
下山は徒歩でも楽ラク
下山道(登山道でもある)は歩きやすく整備されていて、下り坂だから時間もかからない。楽々です。「太皷谷稲成神社」に向かって下山していきます。
最後はアスファルトの道に出て、少し下ればリフト乗り場。車を停めた駐車場です。ここまでのコースで3時間程度。
時間があれば下山途中に分岐道がある「太皷谷稲成神社」に寄り道も良いと思います。赤い鳥居が並ぶ参道が印象的な神社。
1日観光するなら
津和野の町には美術館や資料館、教会など見どころはいくつもあるので、ゆっくり滞在することもできます。
宿泊するなら温泉宿 ゆとりろ津和野
そして、さらにゆっくり滞在するなら津和野での宿泊もおすすめです。
津和野の道の駅は「津和野温泉 なごみの里」という名前で、この地域は温泉もあります。
温泉が70mくらい噴き上がる間欠泉が出ていたそうです。
そんな町で唯一の温泉宿「津和野温泉ゆとりろ津和野」 さんでの宿泊記も参考にしてください。2023年3月に大規模リニューアルして、モダンな温泉宿にバージョンアップしています。
▶【宿泊記】津和野で唯一の温泉宿 郷土料理が美味しい「ゆとりろ津和野」
宿泊者だけに案内してくれる、ガイドブックに載っていない場所への朝のツアーは見逃せません!
2022年5月訪問